平成18年2月15日 21:31 次男 虹晴(せい)が無事誕生しました。

私が自宅出産を希望したきっかけは長男 青空(そら)のママ病。
(夜は何故かママでないとダメになり姿が見えないと狂う様に泣き・・・)
そんな青空を置いて1週間近く入院し、帰ってきたかと思うと赤ちゃんが居て・・・などなど!!
どの位のストレスを感じるのだろう・・・と思うと不安と胸の締め付けられる思いで辛かったのです。
周囲に相談すると、長男の試練よ!!大丈夫、2〜3日すればママが居なくたって・・・と言って
励ましてくれるのですが何故か納得できなくて・・・そうかなぁそうかなぁ・・・・それでいいのかなぁ・・・
と悩み続けていました。その頃自宅出産という方法を思い出し
(以前、自宅出産て素敵だなぁ・・・でも現実は難しいのだろうなぁ・・・と勝手に思い流していたのです)
そうしよう、そうしたい!と思った途端、私の中で悩んでいた気持ちのモヤモヤがスーっと楽になりました。
そして助産院を調べてみると中津では1人もおられず、市役所で相談しても前例もなく・・・
そんな中、助産師会で大分市の佐枝子先生を紹介して頂きました。
すぐに連絡をとってみたのですが、遠方で2月はすでに他に
2人も出産を予定されている方がいらして難しい・・・ということになりました。
それでも自宅出産をあきらめきれず・・・数日後にもう1度助産師会へ・・・
すると、何とその日の電話の担当が戸高佐枝子先生だったのです。
気持ちの思いを話しました。その時逆子だったので、まず治してみましょうと早速訪問してくださり
アロママッサージやホメオパシーを用いて逆子を治してくださいました。
その後他の2人の方と万一お産が重なっても大丈夫な様に
体制を整えてくださり準備してくださったのです。そのチームを組んでくださったのが
宇留嶋美弥先生でした。それから遠方にもかかわらず検診に自宅まで何度も来てくださり
そのたびに検診とは別に、出産に関する色々なお話から長男の健康の事や
ためになるお話を沢山して頂きました。病院では決して考えられない検診です。
2人目の出産というのに初めて聞くことも多く本当に勉強になりました。
青空の育児と家事等で時間に追われながら日々を過ごし、
虹晴にもなかなかお語りをしてやれないまま数週だけはどんどん経ち、
あっという間の妊婦生活と気の重い出産(青空が気がかりだったり、病院での淋しい出産)を
迎えるところを、本当に素敵な日々に変えてくださいました。
青空の”赤ちゃん”への意識も随分変わり、お腹をよしよしする〜!と言って洋服をめくったり
トイレやお風呂へ行くたび「赤ちゃん出てくる?出て来た?」と聞く様になりました。
2人でお腹をよしよししながら「楽しみだね〜、沢山遊ぼうね殻」などなど
語りかけも沢山増え、今から新しい家族を迎えるんだ、という青空の心の準備も
自然と出来ていけたと思います。本当に私の理想的なことでした。
そして出産も予定日を迎え・・・・虹晴くんは、というと・・・
いつもより少しだけ強い張りとその間隔は5〜10分というもので、これは陣痛?
自信ないなぁ・・・・どうかなぁ・・・という感じでした。前の大潮の時も張りが強かったりで
うずく感じがあったので、また同じなのかなぁというくらいに思っていました。
あまり進んだ様子もなく昼が来て・・・
昼からは佐枝子先生のアドバイスもあったので母とパパと青空にお買い物ついでに
お散歩につきあってもらいました。階段もパパと上り下り。
少し腰に重みが来たかな・・・という感じで帰宅しました。自分の中でも
「今日は虹晴くんには会えそうもないなぁ・・・・」と思っていました。ところが!!
青空を19:00すぎにお風呂へ入れた途端、今までとは違うかなり強めの張りに変わって来ました。
寝かせつけ、食事をする頃には箸を置き、もう明らかに陣痛だ!おちう痛みに変わり
しゃべれないくらいになりました。その後30分くらいでどんどん痛みは強くなり
美弥先生が来てくださる頃には1〜3分間隔にまでなっていました。
バタバタと出産の準備が始まり、痛みもピークに!その間も美弥先生と佐枝子先生の
頻繁な電話のやりとり。佐枝子先生は「まるで映画のワンシーンのように
霧の中をすごいスピードで走ってきたのよ!」とおっしゃっていました。
本当、1時間の間ですでにものすごい力で圧迫される痛みがあり
「あ〜虹晴くんが頑張ってるんだぁ!」という実感がありました。
何度か強い圧迫間があった後、虹晴くんのお顔が出てきました。
ママだよ!パパだよ!おばあちゃんだよ!先生だよ!あ〜青空お兄ちゃんねんねしてるね〜
・・・本当に本当に感動的でした。
そして胎盤のついたまますぐママの胸でねんね。
なんて幸せな事なのでしょうか・・・。どんな素敵な言葉を並べても並べても
表現できない気持ちでいっぱいでした。
出産は、本当に不安でこの世にない位の痛みで大変なのですが
その痛みの中でも最愛の人達に見守られ(青空くんはねんねしてしまっていましたが・・・)
手を握りしめてもらい・・・本当に心からの幸せを感じました。
私は何て幸せ者なのだろう・・・と心から思います。
そんな、本当に贅沢で貴重な経験と幸せを与えてくださった佐枝子先生、美弥先生、
そして家族の皆、遠くで見守ってくれた人達に感謝の気持ちでいっぱいです。
私は一生この気持ちを忘れません。
そして色々な形でこのパワーや幸せを周りの人々に伝える事が出来ると幸せだなぁと思ってます。
これからも佐枝子先生、美弥先生、どうぞよろしくお願い致します。
そしてお体に気をつけて、沢山の人々に感動と幸せを振り撒いて下さい。
ご活躍をお祈り申し上げます。本当に本当にありがとうございました。
また、すぐにお会い出来るのを楽しみにしてます!!


平成18年2月20日(月) 0:28 聖恋愛(せれあ)が誕生しました。
私が今まで出産した中で一番のBig Sizeな女の子でした。(3290g)

私はなかなか妊娠に気付かずに、おなかが大きくなり始めてやっと「妊娠したかも?」と思い始めました。
初めて先生にお会いして診察していただいた時にはもう8ヶ月に入っていました。
こんなギリギリでの自宅出産を受け入れていただいてとても感謝しています。
本当にありがとうございました。